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この記事は、おススメを紹介していますが、読み進めると【ネタバレ】がありますのでご注意くださいませm(__)m
この記事は、おススメを紹介しています。
読み進めると【感想・ネタバレ】【キャスト・登場人物】【あらすじ・相関図】【原作・脚本】などがありますのでご注意くださいませ
波止場 エリア・カザン 監督 マーロン・ブランド エヴァ・マリー・セイント
(1954年製作の映画)
ON THE WATERFRONT
上映日:1954年06月22日製作国:アメリカ上映時間:108分
ジャンル:ドラマ
有名な映画過ぎて
町を牛耳るギャングを駆逐すべく、元ボクシングのプロが無双!
ということはなく、割と地味な展開。
でもそれこそが、「拳ではなく、信念で戦え」という神父の教えなのかなとも思う。
魂を失っても生きたいか
とても良かった
無事証言してめでたしめでたし、ではないところがいい
ラストシーンの構図がすごく好き
マーロン・ブランドかっこいい
まさに港で荷揚げに日々雇用で従事する労働者の話。マーロン・ブラントが扮するのは元ボクサーの労働者。揉め事に巻き込まれ、最後は身一つで抗おうとするが、神父と恋人に止められ、法廷で証言することで、正攻法で戦おうとする。元締めに刃向かったら仕事が回ってこなくなるから、周りの仲間たちは口もきいてくれなくなるが…というお話。ラストはモノクロームでも感動的。
30歳のマーロンブランドがかっこよすぎる。王者の風格と繊細で傷ついた猫が同居してる。キャリアの第一の絶頂期の演技とのことだけど、本当に王者
「良心の話はもうやめてくれ」とか、チャーリーとのタクシーのシーンとかが最高……
ヒロインこういう顔多いなーと思ってたらケンドールさんだった。やっぱり美しすぎるエヴァ・マリー・セイント様
終わり方がよかった。かんぺきにスカっとするわけではなく、でも牧師とヒロインの表情から希望が見えた。
主人公の行動は自らのものではなく、牧師とヒロインの働きかけによるもの。主人公は普通の人だ。
最後の方までなにもできない他の人たちも、普通の人。
波止場とハト、言葉が似てるのは日本語でたまたまか笑
主人公は八百長で落ちぶれてしまった元ボクサーで、波止場で港湾労働者として働いている。主人公は過去に八百長をやってしまったせいでボンクラになってしまい、ただただマフィアの言いなりになっていた。しかし、兄がマフィアに殺されたことで主人公は立ち上がる。彼の勇気の後押しとなったのが改革派の神父と、主人公が恋心を抱いている女性だったのもいい。愛は強しだ!
本作の監督はエリア・カザン。
カザンは、1947年頃のハリウッドのレッド・パージ(赤狩り)の際に仲間を売ったと批判された。カザンはこの批判に反論する意味で本作を作ったらしい。
たしかに、本作の主人公はマフィアの悪行を委員会で証言し、それが正義の行いとして描かれている。
さいご、主人公はマフィアにボコボコに殴打されたが、それが周囲の港湾労働者の勇気を与え、マフィアに勝利している。
ロッキーはこの作品の影響を受けていると言われるが、うなずける。
気持ちが熱くなるいい作品だと思う。
薄汚れた鳩のような人々。ハト場、ダジャレですか?
ハトにも、ネズミにも権利がある。波止場の風景や、テリーやイディの悪に屈しない姿には訴えるものがあった。
しかしまあ、アカデミー作品賞的な、過剰に美化された勧善懲悪劇ではあるなぁと。
波止場
|1954年|アメリカ
再生(107分)