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この記事は、おススメを紹介していますが、読み進めると【ネタバレ】がありますのでご注意くださいませm(__)m
パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)
기생충/Parasite
上映日:2020年01月10日製作国:韓国上映時間:132分
ジャンル:サスペンスドラマコメディ
あらすじ
全員失業中で、その日暮らしの生活を送る貧しいキム一家。長男ギウは、ひょんなことからIT企業のCEOである超裕福なパク氏の家へ、家庭教師の面接を受けに行くことになる。そして、兄に続き、妹のギジョンも豪邸に足を踏み入れるが…この相反する2つの家族の出会いは、誰も観たことのない想像を超える悲喜劇へと猛烈に加速していく――。
パラサイト 半地下の家族
|2019年|韓国
再生(131分)
見どころ
ストーリー
キャスト・スタッフ
シリーズ
おすすめ
【ネタバレ】レビューあり
- 貧困のたくましさ。そして金持ちの残酷さ。
- 主人公の家族が全員最初無職だったことにまず驚いた。
食費を稼ぐために巧みな言葉遣いで職を見つけようとする主人公(長男)の頭の良さにものすごく感心した。
そして、ひょんなことから主人公の友人がパワーのありそうな天然石(風水的に仕事運が良くなる)を主人公の家族にプレゼントしに来たとともに友人がアルバイトで行っている上層家庭の英語の家庭教師の代行というもう一つのプレゼントを主人公に渡しに来た。
そこからは主人公の頭の回転の速さで上層家庭の奥さんの心をつかみ自分の家族を他人とだまし次々に上層家庭に寄生していく。
主人公の家族は、貧乏というだけで皆才能が豊かであり頭の回転がとてつもなく速い。
あと、天然石を置いて仕事運がよくなったのを示唆する描写はとても東洋的で面白かった。
ラストシーンは、金持ちの残酷さ、貧乏人をごみのように見る視線などが描写されており主人公の父親(貧乏人)が怒るのも仕方ないと思う。
使うときは使うだけ使って用がなくなったら汚物のようにポイッ!なんかリアルだった。
結局は貧乏人のことを自分らと同じ人間だなんて思っていないんだな…。
そういうものが伝わってきた。
この映画を通して、どんな環境に置かれていても冷静に対処し生き延びるたくましい半地下に住む人々(貧乏人)。
すぐに何でも信じて疑うことを知らない自分たちが世界の中心と考えている地上に住む人々(金持ち)。
社会的な立場だけではなく住む場所、物理的な立場(半地下と地上)で対比されているのにも監督の卓越したセンスを感じました!!!
ぜひ、一回は見てほしい作品です。
- ハラハラドキドキ 面白い!
- 半地下で生活しているザ・貧乏な4人家族の長男が、高給住宅街(日本でいう白金かな?)に住むザ・お金持ちな4人家族に家庭教師として雇われて潜り込む。
そこから蟻の一穴、芋づる式に貧乏一家4人とも運転手や家政婦として雇われて潜り込んでしまう。
つまり寄生するのですね。
序盤の寄生するまでの過程がずる賢くて手際よく、スパイ映画のような痛快さがあり、また、中盤の金持ち一家留守中のドタバタ劇はコミカルで、ハラハラドキドキして楽しく、終盤は人の狂気とスリルで「怖えぇ」と思ってるうちに一気に盛り上がります。
始めから最後まですごく面白い映画でした。
映画の始めの方で消毒の人が半地下に近づいてきて、ギジョン(娘)が窓を閉めてと言うのですが父親はタダで家の消毒と便所コオロギの駆除が一片にできるといって窓を開けたまま煙たい中、無心でピザ屋の箱作りの内職をします。
この一家のスタイルというか生き様が詰まっているシーンで好きです。
貧乏臭い合理主義を貫いてたくましく生活していることがわかり、この後のごく自然に自分を偽り人を騙すふてぶてしさに説得力が出てますよね。
もう一つは水浸しになった半地下のトイレの上でタバコを吸うギジョン(娘)のシーン。単純にカッコいいシーンだから好きです。
黒い汚水が逆流して吹き上がるトイレの蓋の上にあぐらをかいて、これまでの緊張からくる疲労、この状況への諦めから放心して一息つきたくて思考停止気味にタバコを吹かす、まじでカッコいいですよね。
この映画で一番好きなシーンです。
最後にギジョン役のパク・ソダムが理知的でクールでカワイイ!、パク・ダヘ役のチョン・ジソが妹的で甘えん坊でカワイイ!
ダヘから「ウパ〜」って呼ばれたい。